Re:秋の味覚
やはり……
やはりプロデューサーも
そう思われますか……!
私も密かに感じておりました。
けれど信じたくはなかったのです。
それではあまりに……
わびしいではありませんか……。
ですから、これは風情なのだと
己に言い聞かせ
心を偽っていたのです。
変化とはよいことばかりではありません。
菓子の袋を手にとるたび
その思いがけない軽さに
切なさをおぼえてしまいます。
しかし、そんな私に美希が教えてくれたのです。
「ならふたつ食べればいいの」と……。
ああ、なんと甘美で、危険な誘惑なのでしょう。