無題
なあ、プロデューサー、覚えてるか?
あたしをスカウトした時のこと。
ロックしかやってこなかったあたしの、
どこにアイドルとしての才能なんて
感じたのか、今でもわからないけど……。
でもあたしは、あんたの誘いに乗ってよかったと
思ってるよ。
正直、最初は色々と勝手がわからなくて
戸惑うことも多かった。
でも、最近はアイドルをやるのも悪くないっていうか、
むしろ楽しい。
あたしの世界が広がっていくのが心地いいんだ。
歌い方だけじゃなくて、表現力の幅も
広がったと思うしな。
……なんてことを、あんたと出会った時に
弾いていた曲の楽譜を見ながら考えてた。
プロデューサー、
あの時あたしを見つけてくれて
ありがとな。
これからもよろしく。
Julia☆彡