如月 千早 アイドルトーキング
1
私の役は、ロボットの統治の元で暮らす
特権階級、王侯貴族の当主。スチーム
パンクの映画に出る、と聞いた時には、
てっきり私がロボット役かと思いました
が……。……いえ、様々な可能性に挑戦
できるほうがもちろんうれしいです。
2
シズカ、少しカーテンを開けてみても
いいだろうか。今日は素晴らしい晴天
なんだ。私達と太陽の間を遮るスモッグ
も、今日は比較的落ち着いているし。
……いや、窓は開けられないんだ。
我慢しよう。おまえの体のためだ。
3
王侯貴族、などという名で呼ばれてい
ても、私は無力な人間だ。誰を救うこと
もできず、何を変えることもできない。
『追放の街』や辺境都市群に逃げること
もまた、できない。ロボット政府の提供
する医療がなければ、シズカは……。
4
チハヤもマツリ政権の危険には気づいて
います。ですが、身体の弱い妹を思うと
行動には移せない。……私だったらどう
するか、ですか? 私だったら……
逃げたいです。妹のためにも、
ここにいるべきではないと思うから。
5
回想シーンに、私の歌を採用して
くださってありがとうございます。
セリフのないシーンですが、歌と私達の
表情で、チハヤとシズカの絆を伝える
ことができたのではないかと思います。
みなさんの心に残るといいのですが。