(今日は真の新衣装のフィッティングだ。 着替えはもう済んでいるようだが……これは……?)
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(今日は真の新衣装のフィッティングだ。
着替えはもう済んでいるようだが……これは……?)
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ふっふ~ん♪ 「そんな、いけないっ! ボク達、
……ワタシ達は敵同士……」っとこんな感じかな~♪
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真、さっきから何してるんだ? ん、なんかメモが
置いてあるけど。……『姫騎士☆マル秘設定集』?
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うわあっ、プロデューサー!?
い、いつの間に!? 覗かないでくださいよ!
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いま、大事な場面を妄想……いえ!
キャラクター設定を整えている最中なんですから!
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ご、ごめん、急に。
って、キャラクター設定? なんの設定だ?
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もちろん、この衣装についてです! チェスのナイトを
モチーフにした『姫騎士』がコンセプトって聞いて。
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バッチリ着こなすためにも、中身も含めて、衣装に
似合う自分になっていかないとって思ったんです!
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それで、衣装に合うキャラをイメージしていたのか。
ブログでも似たようなこと、書いてたもんな。
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なんであれ、気に入ってくれたようでなによりだよ。
サイズ感も問題なさそうだな。
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はい、バッチリです! カッコいいのに、
可愛くて……しかも、動きやすいんですよね!
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つまり、姫騎士らしい、華麗な身のこなしも楽勝って
ことですから。本当にステキな衣装だと思います!
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あとはボクが、ちゃんと姫騎士のイメージを自分の中に
持つことができれば、完璧なんですけど……。
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よかったら聞かせてほしいんだけど、真の中では、
どんなイメージになってるんだ?
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えっとですね。生まれた頃から男の子の騎士として
育てられ、国を守るという使命を背負っていて……。
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けど本当は、恋にも憧れる、乙女な心を持っているから
常に戦いと恋との葛藤に苛まれちゃうんです。
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やがて姫騎士は戦場で、若い敵将と相まみえるんです
けど、そこから禁断の恋が始まって……はあぁぁ……。
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な、なるほど……随分と細かく考えてるんだな。
真のやる気が伝わってくるよ。
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そこまで考えてるだけあって、もう十分に着こなせ
てると思うけどな。カッコいいし、かわいい。
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本当ですか? ……へへっ、や~りぃ!
でも、まだまだいけると思うんです!
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これはまだ、あらすじの段階ですから! 半端なままは
絶対に嫌ですからね。徹底的にイメージしますよ!
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(やり方は独特だけど、その熱意は大事にしよう。
真は姫騎士として、どんな物語を紡ぐのかな……?)