(次の撮影で使う新しい衣装が届いた。 恵美は、鳥の精霊役という事だけど……)
1
(次の撮影で使う新しい衣装が届いた。
恵美は、鳥の精霊役という事だけど……)
2
うーん。うーん……? この衣装を
いいカンジに見せるには、どうしたらいいのかな~。
3
お疲れさま、恵美。さっきから
うなってるみたいだけど、何か問題があるのか?
4
あ、プロデューサー。ううん、全然!
すっごくカワイイと思うよ。ありがとね♪
5
ただ、衣装自体は気に入ってるんだけどさー。
妖精?精霊?とか、どう演じればいいのかなーって。
6
自分で言うのもなんだけど……アタシって、
妖精とか精霊のイメージじゃなくない?
7
そんな事はないと思うけど……。今回の
キャスティングの打ち合わせには、俺も参加したし。
8
え!? そうなの、プロデューサー!
なんか、ますます気になるんだけど~!
9
だって精霊役が似合いそうな子なら、
他にもいたと思わない? なのに、なんで?
10
うーん、そうだな……恵美がいつも、そんな風に
みんなの事をよく見てるからかな?
12
うん。恵美ならきっと、新しい友達ができた時は
自分達の輪に入れて一緒に楽しもうって言うだろうし。
13
新しい友達ができたら、自分達の輪に入れて、
楽しい場所に連れてって一緒に楽しむだろ?
14
まぁ、たしかにそうかも……?
友達とか仲間は、大事だって思うし。
15
うん。だからそういう恵美に、今回の役は
ピッタリなんじゃないかって思ったんだよ。
16
あー、そっか……それでプロデューサーは、
アタシを選んでくれたんだ……。
17
なんか衣装とか雰囲気でばっか考えてたから、
全然気づかなかったよー。アタシもまだまだだね!
18
だから、自信を持って大丈夫だ。衣装も、
恵美のために作ったものだからな。
19
普段どおり、頑張ってくれ!
それがきっと、一番いい結果になるから。
20
もう……そこまで言われちゃったら、がんばるしか
ないよね! ま、ちょっとは自信ついたし……。
21
それじゃアタシが、プロデューサーのコトも
妖精の国に連れてっちゃうよ~? なんて、にゃはは♪
22
(恵美の不安、少しは解消されたみたいだな。
どんな世界に案内されるのか、今から楽しみだ!)