プロデューサー、お願いがあります! 少しの間、私のことを見つめてくれませんか?
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プロデューサー、お願いがあります!
少しの間、私のことを見つめてくれませんか?
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あ、すみません、説明不足で……。
でも、見つめて欲しいのは本当なんです!
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視線に慣れれば、恥ずかしいって気持ちも
払拭できるかなって。それで……。
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あ、その衣装のことか。
設定的に、あちこちの……布がないから。
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はい……。もちろん、役の雰囲気には
これ以上ないほどピッタリだと思うんです。
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戦った後の臨場感もあって、ダークセーラーの
研ぎ澄まされた感じもあって。
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そうだな。それに、紗代子によく似合っていると思う。
あとは……慣れの問題かな?
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はい。どうしても、照れが出ちゃって……
だから、視線に慣れるトレーニングがしたいんです。
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そういうことなら、協力させてもらうよ。
紗代子のことを見つめればいいんだな?
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そうです! あ、でもちょっと待ってください。
ふぅ……。よし! それじゃ、お願いします。
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ま、負けちゃダメ、負けちゃダメ……!
でも……うう……くぅ……ダメッ……!
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い、一旦ストップするか? 無理させてる感じで、
何だか俺まで申し訳なくなってきた……。
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い、いえ、そのままお願いします!
多少は無理しないと、壁は乗り越えられません!
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とはいえ、時間とともに慣れてくると思うし……。
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そ、そうかもしれません。でも、ダークセーラーは、
絶対恥ずかしがったりしないと思います。
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この衣装の傷は、彼女が戦った証……。たとえ操られて
いたとしても、この服は彼女そのものなんです!
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それを、演じる私が恥ずかしがるわけにはいきません。
それは彼女に、すごく失礼だと思うから……!
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そこまで真剣に……よし、わかった!
なら、俺もとことん協力するよ! 一緒に頑張ろう。
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ありがとうございます……! 一刻も早く悪に堕ちて、
完璧なダークセーラーになれるように、頑張ります!