(可憐から、『衣装の試着が終わったからきてほしい』 と連絡があった……)
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(可憐から、『衣装の試着が終わったからきてほしい』
と連絡があった……)
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ふふっ……全体的にスマートで……けど、
スカートは軽やかで……ふふっ、かわいいな……。
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お疲れ様、可憐。
その様子だと気に入ってくれたみたいだな。
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あっ、プロデューサーさん……!
はい……! 素敵な衣装をありがとうございます……!
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あ、あの……。私……この衣装を見て、思ったんです。
なんだか、香水みたいな衣装だって。
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は、はい……。衣装のシルエットが、香水の瓶みたいに
……しっかりとしていて、でも魅力もあって……。
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スカートは、動くとひらひら揺れるんです……。
揺れる度に……香りを振りまいてるようにみえて……。
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そう言われると、確かに……。
なんだかいい香りがしてきそうだな。
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えへへ……♪ あ、あと色もそうです……。少しずつ
グラデーションしているところ、なんですけど……。
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香水の香りも、時間とともに変化するから……。
い、色で表現したら、こんな感じなのかなって……。
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なるほどな……。
可憐ならではの着眼点で、俺も勉強になったよ。
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ほ、本当ですか……? でも……この衣装の素敵な
ところは、もっとあるんですけど……あっ。
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わ、私……一方的に喋ってますね……。
ううっ、すみません……。
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プロデューサーさんに……伝えなきゃって
思ったら……気持ちだけ、先走ってしまって……。
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ははっ、気にしなくていいよ。夢中になるくらい
可憐が喜んでくれたってわかったからな。
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はい……! 私、とっても嬉しくて……
だから、その……あ、ありがとうございます……!
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こっちこそ、ありがとな。
あ、そうだ! 可憐にひとつ頼みがあるんだ。
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ああ。可憐じゃないとできないことだよ。
その衣装に合った香水を選んでくれないか?
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さっき可憐の感想を聞いて、思いついてね。
ステージで香りがしたら、可憐も心強いだろうなって。
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プロデューサーさん……。
わ、わかりました……私、選んでみます!
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たしか、衣装に似た瓶の香水があったような……。
でも香りが強かったかも……。それなら……ふふっ♪
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(可憐は衣装をみながら、楽しそうに悩んでいる。
この香りや衣装が、可憐の自信に繋がるといいな……)