うーん……やっぱりローズの香りがいいのかな? でも、カレンなら……ジャスミンとか……?
1
うーん……やっぱりローズの香りがいいのかな?
でも、カレンなら……ジャスミンとか……?
2
お疲れさま、可憐。映画用の衣装、よく似合ってるよ。
何か悩んでたみたいだけど、取込み中か?
3
あっ、プロデューサーさん、お疲れさまです。
と、取込み中とかじゃなくて、ただ……。
4
す、すごく個性的な衣装だから、どんな香りが
合うのかなって、考えちゃってました……。
7
実は、今回の映画のキャラクターそれぞれのイメージ
に合わせた香水を制作するって、連絡があったんだ。
8
えっ?
じゃあ、この……『カレン』の香水も……?
9
もちろん。というか、そもそも可憐……
役のカレンじゃなくて、可憐がきっかけらしいぞ?
11
この前、映画の打ち合わせに行った時に、
可憐からすごく印象的な、いい香りがしたそうだ。
12
先方さんはそれをずっと覚えていて、最近
「そうだ、香水を作ろう!」と思い至ったらしい。
13
あ……。そういえば、あの日は頑張らなきゃって
思って、家でアロマを焚いて……。
14
それがこの企画に繋がったんだな。
というわけで、香りの監修も可憐に頼みたいって。
15
そうですか……えええっ!? そ、そんな大事なこと、
ほ、本当に、いいんですか……?
16
もちろん。俺としてもぜひ、引き受けてほしいな。
可憐なら安心して任せられるから。
17
あう……。は、はい、あの……
う、嬉しいです。私……頑張ります……!
18
そ、それじゃ……この『カレン』はやっぱり、
エキゾチックな人だから……オリエンタル系で……。
19
あ。でも香水瓶には、衣装のイメージに合わせて、
薔薇を散りばめたりできたら、素敵かも……♪
20
はっ! ……す、すみません私、
調子に乗って、香りに関係ないことまで……。
21
いや、いいアイディアじゃないか。その調子でどんどん
思い付きを言っていこう。その方が先方も喜ぶぞ!
22
そ、そうですか? それじゃ……。
えへへ。そんな楽しいお仕事、いいのかな……♪
23
(企画から可憐自身が生み出したような仕事だ。
今回の役のように、大胆に自由に楽しんでもらおう!)