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(真が不思議な妖精に出会う『少女』役を演じることに
なった。真は最高に張り切っていたが……)
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ううっ……今日に限って靴擦れなんて……。
撮影も順調だったのになあ。
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テーピングで補強してみたけど、どうだ?
踊るシーンもあるから、きつめにしたけど……。
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えっと……うん。痛みは平気です!
ありがとうございます、プロデューサー!
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どうした? あまり大丈夫じゃなさそうだな。
やっぱりテーピング緩めるか?
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い、いえ! 本当に足は痛くないんです!
痛くないんですけど……なんていうか……。
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今回の役って、とってもカワイイじゃないですか!
だから、ボク……全力で頑張るって決めてたんです!
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それなのに、ケガして、撮影を中断させるとか。
何やってんだって感じです……。
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(うーん……張り切っていただけに、
力が入りすぎて、空回ってるのかもしれないな……)
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そんなことないぞ。
だって、真は優しくてカワイイ人間の少女だろう?
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……へっ? プロデューサー?
いきなり、どうしたんですか?
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どうしたも何も……その衣装は、真のために
妖精たちが用意したプレゼントって設定だったよな。
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きっと人間界に無い特殊な素材を使ってるはずだ。
だから靴も、履き慣れるのに時間がかかって当然だよ。
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プロデューサー……。ぷっ、ふふっ。
もう。言ってることが、フェアリーすぎますよ♪
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でも……、ありがとうございます。
おかげで、なんか元気出てきました。えへへっ♪
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……よかった。そうやって笑っていると、もう
かわいい少女そのものだ。やっぱり真はかわいいな。
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だ、だから、もう大丈夫ですってば~!
それ以上ホメられると、ボク……。
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あ……しまった。
撮影再開するには、ちょっと……顔が……。
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え? ……ああっ、火照りすぎてる!
ちょ、ちょっとメイクさんとこ行ってきます~~~!