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(伊織のPV撮影が終わった。月をモチーフにした
幻想的なステージ……うん、いいPVになりそうだ)
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お疲れさま、プロデューサー。
今日の撮影、なかなか良かったんじゃないかしら。
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お疲れさま、伊織。いい映像が撮れたって
監督も言ってたよ。完成が楽しみだな。
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ま、このスーパーアイドル伊織ちゃんのPVだし、
いい映像が撮れるのは当然よね~。にひひっ♪
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でも、ホントにできが良かったとしたら……
今回は、アンタのおかげかもね。
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ええ。だって月にうさぎでしょ?
かわいくて、私にピッタリだもの♪
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衣装も……その、素敵だし……。
伊織ちゃんに相応しい仕事だったと思うわ。
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ははっ、そうか。
伊織にそう言ってもらえると、うれしいよ。
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仕掛けもいろいろ凝ってたわよね。
プロジェクションマッピングを使ったりとか。
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あんまり慣れてないから、
ホントはちょっと心配だったけど……
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でも、最後にはぜ~んぶ成功させちゃうなんて!
さすが私よね~♪
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そうだな。
それでこそ765プロのアイドル、水瀬伊織だ!
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あら、素直に認めるのね……。
まっ、いいわ。
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で? もちろん次も、その次も、この伊織ちゃんに
相応しい仕事を用意してるんでしょうね?
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も、もちろん。プロデューサーとしては、
常に新しいことを考えるべきだし……頑張るよ。
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それより、そろそろ戻ろうか。
夜は冷えるし、風邪をひいたら困るから。
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ええ、けど……ねえ、プロデューサー。
もうすこしだけ、月を見ていかない?
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構わないけど……
月見なら撮影中、もう十分したんじゃないのか?
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それに、いくらキレイでも、
ひとりで見てたってつまらないもの。
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だから、ふたりでお月見するのよ。
もちろん、お団子も用意しなさいよね! にひひっ♪
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そうか……わかった。
じゃあもう少し、月見をしていくか!
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(それから急いでお団子を買ってきて、
伊織と一緒にお月見をした)
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(月を見上げる伊織の眼差しは、とても柔らかい……。
きっと月のウサギとも、仲がいいんだろう)