1
(七夕祭りのステージは無事に終了。その後、
伊織の要望で、夜の海辺を散歩することになった)
2
ようやく一段落ね。まったく、七夕の夜まで
仕事だなんて、アイドルも楽じゃないわ。
3
けど「伊織ちゃんに会いたい」っていうファンの願いを
叶えてあげるのも、大事な務めよね。にひひっ♪
4
遅くまでありがとな、伊織。でも、疲れたなら、
早く事務所に帰ったほうがよかったんじゃないか?
5
あら? せっかくの七夕なんだもの。
いいロケーションで見たいじゃない? ほら見て、空!
6
どう? プロデューサー。これでも、
早く帰った方がよかったなんて言えるかしら?
8
どれが織姫と彦星かしら? あの赤い星?
それとも、こっちの青い星? ねえ、わかる?
9
ええと、確かベガとアルタイルだろ? 一等星で、
天の川を挟んでて、ええとつまり……どれだ?
10
もう、まどろっこしいわね。決めたわ!
今年はあれとあれってことにしときましょう。
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そんな無茶苦茶な。ちゃんと敬わないと、
神様が気を悪くするかもしれないぞ。
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あら、大丈夫よ。むこうは年に一度の大切なデート中
だもの。そんな細かいこと、いちいち気にしないわ。
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それに、敬ってないわけじゃないわよ?
私、これでも織姫星には憧れているもの。
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へえ……、伊織もああいう
ロマンティックな恋愛とかに興味があるんだな。
15
もう、そうじゃなくて、星になるってとこがいいのよ。
伊織星なんていうのがあったら、素敵だと思わない?
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ほら、あの白くてキレイな星なんか良さそうだわ。
それで、その下の小さいやつがあんたの星ね。
18
当たり前じゃない。あんたは私のプロデューサー
なんだから。そばにいるのは当然でしょ?
19
なるほど、それもそうか。でも、それなら……
ものすごく長い付き合いになりそうだな。
20
ええ、夜空に星が輝くかぎり、ずーっと、
あんたは私のプロデューサーよ。にひひっ♪