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(小腹がすいたので、カップラーメンを食べるため、
お湯をわかしに来たのだが……)
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露天風呂……らーめんの湯……。
マシ……マシ……。
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は……っ。私、もしや今、面妖なことを口にしては
いなかったでしょうか、プロデューサー。
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まあ、ちょっと聞こえたような気もするが……。
それより、貴音もカップラーメンを作ってるのか?
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は、はい……真、お恥ずかしい所をお見せしました。
まさに今、らーめんを調理していたのですが……。
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注いだお湯に浮かび上がる麺を見ているうちに、
つい、麺の気持ちに思いを馳せてしまったのです。
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はい。じつは先日、温泉宿の宴会場にて『麺の舞』を
披露し、その後、温泉に入浴した時に……。
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温泉につかりながら考えたのです。らーめんの麺も、
すーぷという温泉につかっているのかもしれないと。
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くつろいだ状態であればこそ、麺は最高の仕事を
果たすもの。……私も、かくありたいものです。
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つまり……、リラックスしていれば最高のパフォー
マンスができるから、貴音もそうしたいってことか?
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はい! やはり、奇跡のような味わいの中には、
様々な真理が隠されているものですね……。
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(そう……かもしれないが、今は麺がリラックス
し過ぎるとどうなるか、早く思い出させよう!)