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(今日は『セレブレーション!』のスピンオフドラマの
撮影。だが始まってすぐ撮影は中断してしまった……)
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なるほど。つまり監督はこう仰っているのですね。
私の存在はせれぶぱーてぃーに、似合いすぎる……と。
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ああ……。貴音が放つオーラやカリスマ性が、
初めてパーティーに来た女性には見えないそうだ。
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おーら、かりすま性……。つまり演技ではなく
私自身がまとう雰囲気や空気が問題だと……?
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そうみたいだ。急に言われても困るとは言ったんだが、
監督からなんとかできないかと相談されて。
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そうでしたか……申し訳ありません。私の未熟さの
ために、ご迷惑をお掛けしてしまい……。
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ですが……私自身、そのようなものを自覚できて
いないのです。どうしたものでしょう……。
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うーん。オーラやカリスマ性は、立ち居振る舞いとか、
佇まいから自然と出るものだろうし……。
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なるほど。確かに、幼い頃に教わった礼儀作法が
指の先まで染みついているはずです。
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ここは一度、それらを忘れてみましょう。
ただ純粋にぱーてぃーに驚く娘を演じるため……。
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ふふっ。私も、じいやから礼儀を教わる以前は、
なにも知らない、ただあどけない子どもでしたよ。
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少しばかり、その頃を思い出すだけです。
さほど難しいことではありません。
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(言うほど簡単なことではないように思えるけど……)
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アイドルとして必要になると思い、今日にいたるまで
様々な技能を学び、研鑽を重ねてまいりましたが……。
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まさか、未熟であることを求められるとは。
真、アイドルの道というのは奥が深いですね。
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……わかった。かなり難易度が高いと思うけど、
貴音ならきっとできると信じてるよ。
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ありがとうございます。必ずやご期待に応えましょう。
どうか見ていてください、あなた様。
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「ひゃっ、これがセレブのパーティー……
私には、ライトがまぶしすぎるんですけどぉ!」
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(本番が始まると、そこには、パーティーに驚きつつ
胸を躍らせる女性の姿があった。さすがだな、貴音!)