MLTD Archive(β)

満開に心踊らせて 四条貴音

音声再生は内部プレビュー専用です。本文はどなたでも閲覧できます。

1
(今日は、みんなとお花見に来たのだが、 貴音の姿が見えなくなった。一体どこに……)
2
ふぅ……。真、趣深い風景ですね……。 ……おや、プロデューサー。
3
ここにいたのか、探したよ。
4
申し訳ありません。 この辺りの桜が、あまりに見事だったものですから。
5
満開の花に誘われるように、足を向けてしまい…… 気づけば、心を奪われておりました。
6
そうだったのか。……確かにいい場所だな。 桜を眺めていると、心が洗われる気分だよ。
7
ええ、胸の内が静まっていく気がします。恐らく、 古の人々も、こうして癒されてきたのでしょう。
8
ああ。お花見には、ずいぶん長い歴史があるみたい だからな。そう考えると……なんだか感慨深いな。
9
そうですね。……そして、今この瞬間の光景も、 わずかののちに表情を変えてしまう。
10
その儚さこそが、美しく…… 思わず足を止めてしまうのかもしれません。
11
ひとときも同じ景色はない、か……。 貴音が見入ってた理由も、よくわかったよ。
12
ふふ。ですが、そろそろ戻りましょう。 長い時間、席を外していると皆に迷惑が……。
13
……いや。みんなには遅れるって連絡しておくよ。 貴音さえよければ、もう少し見ないか?
14
……よろしいのですか?
15
「この瞬間しか見られない景色」と言われるとな。 堪能しないと、何だかもったいない気がするんだ。
16
プロデューサー……。 実は私も、同じことを思っていました。
17
この景色を、あなた様とふたりで味わう……それも また、今、この瞬間にしかできないことですから。
ホイールで拡大 / ドラッグで移動 / ダブルクリックで等倍ピンチで拡大 / ドラッグで移動