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(地方公演の全ステージが終わった。思った通り、
律子と可憐、ふたりの相性はバッチリだったな!)
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プロデューサー、お疲れさまです。
可憐と私のステージ、どうでしたか?
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お疲れさま。ふたりの息もぴったりで、
すごくいいステージだったと思うよ。
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ふふ、そうでしょう?
本番直前まで、一緒に練習した甲斐がありました。
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可憐はもともとポテンシャルがありますからね。
だから、ある意味当然の結果とも言えるかな。
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いや、それだけじゃないだろ? あの大歓声は、
律子と可憐、ふたり一緒だから生まれたものだと思う。
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いえ……じゃなくて、はい。そうですよね。
それを否定したら、またあの子に怒られちゃいますし。
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プロデューサー、
私、今回のことで気づいたんです。
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今回、私は……先輩だから、私が可憐を
成長させてあげなくちゃって思ってました。
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でも……。あの子は自分ひとりでも、
きちんと成長できる子だったんですよね。
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あんなに大変なレッスンをがんばって、成果を出して。
私の手助けなんて、本当は必要なかったんですよ。
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可憐が、大変なレッスンをがんばれたのは、
どうしてだと思う?
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……。私と一緒にステージに立ちたい。
あの子、そう言ってくれてました。
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私も、あの子とステージに立てて楽しかったです。
可憐が、それを励みにしてくれてたなら……。
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私ががんばることで、可憐がもっと輝けるなら
……私自身が、もっと輝かないといけませんよね。
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ああ、可憐に、めちゃくちゃかっこいい先輩の姿を
見せてやってくれ。期待してるぞ!
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あ、あんまり過剰な期待は困りますけど……。まあ、
とりあえずプロデューサーには……。
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私がかっこよく歌うための、とびきり大きな
舞台を、用意してもらわないとですね。
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任せてくれ! 律子達が最高に輝ける、
最高のステージを用意してみせるよ!
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言いましたね? 言ったことは取り消せませんからね?
プロデューサー殿。ふふっ!