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(新曲『Discord Area』のPV撮影が終わった。
律子も気合いが入っていたのか、順調な進行だった)
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さて……。今できることは全部やりましたから、
後はPVの完成と、公開を待つだけですね。
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プロデューサーも、スケジュールの調整、
助かりました。おかげでレッスンに集中できました!
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それはよかった。普段は律子に世話になってるし、
お互い様だよ。むしろ、もっと頼ってくれていいぞ?
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ふふっ。いいんですか、そんなことを言って?
それじゃあ、いっぱい頼っちゃおうかな~♪
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……ってのは冗談として。今回の撮影を通して、
プロデューサーは何か、私に……ないですか?
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何かって……あっ! 言い忘れてたな。
お疲れ様、律子! かわいかったぞ、すごく!
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……ううっ。嬉しいですけど、そうじゃなくて……
あらためて思ったんです。まだまだ足りないって。
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いつだって、成長し続けないと。私が目指すべきは、
一番上……トップアイドル以外ありませんから。
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なるほどな。つまり、褒められるよりもむしろ、
今回の反省点や改善点が知りたいということだな。
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そうです! じゃあさっそく教えて……って、うーん
でもそれだけじゃ、いつもと変わり映えしないか……。
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あっ。これはどうですか? 「次の目標」を決める。
スモールステップってやつです。
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スモールステップ……なるほど。トップアイドルを
目指すといっても、道のりは長いし曖昧だけど……。
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はい。その途中にも小さな目標を設けていけば、
目的も明確化するし、やる気も持続するかなって。
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ふむ。大きな目標を実現するために、段階を踏んで
進んでいくってことか。それを考える、と……。
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ええ、小さな目標の設定が間違っていたら、進む先も
変わって、ゴールにたどり着けないかもしれない。
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私をトップアイドルに導く「目標」、お願いします!
プロデューサー。
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ははは。それは……重大な仕事だ。
パパッと決められる内容じゃなさそうだな。
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よし、律子さえよければ、
劇場に戻って一緒に考えないか?
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……もちろんです! 私も、プロデューサーに
任せきりじゃなく、きちんと考えたいですから!
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ふふ。褒められるのも嬉しいですけど、こうやって
一緒に進んでるのを実感するのが……一番嬉しいかも。
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そうと決まれば、早く劇場に戻りましょう!
スタッフのみなさんに挨拶してこなくちゃ。
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(律子は、誰よりも真っすぐ、自分の将来を見据えて
いる。その熱意を、これからも支えていこう!)