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(今日はグラビア雑誌のタイアップ企画の撮影。
珍しい企業のPRに、律子は挑むのだが……)
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うう~ん。本当にこの衣装でいいのかなあ。
やっぱり見せ方でどうにかするしか……。
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お疲れ様、律子。
どうしたんだ、そんな渋い顔して。
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あっ、プロデューサー……。今日の撮影って、
あの有名なコンサルタント会社のPRなんですよね?
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ああ。「骨太な経営を超絶サポート!」がテーマの
会社でね。ぜひ知的なイメージのある律子にって。
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テーマ的には私にご指名が来るのはわかるんですけど、
それでスケルトン、ですか? ……骨太だから?
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……骨太だから……。先方からインパクトが欲しいと
言われて、こちらから提案してみたんだけど。
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ま、たしかにインパクトはありますね。とはいえ
……衣装がちょっとセクシー過ぎないですか?
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そうか? 透明感もあって、神秘的で……
律子によく似合ってて、きれいだと思うけどな。
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うっ……そうストレートに褒められると、
何も言い返せないじゃないですか……。
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でも、本当に大丈夫なんですか? スケルトンって、
あんまり知的なイメージもないと思うんですけど。
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確かに。自我がない形で描かれることが多いよな。
でも、そこは律子のポテンシャルを活かして……。
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もう、適当だなあ……そんなことだと思った。だから
勝手にいくつか小道具を持ってきてみたんです!
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スケルトンがモチーフのノートに電卓……
骸骨の形をしたペンに、骨型の伸びる指示棒!
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当然! 常に備えは万全です。先々の見通しを
クリアーに。さながらスケルトンのように……なんて。
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本当に頼もしいよ……。その小道具、
撮影で使えるように、スタッフさんに話しておくよ。
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ふふ。まったく、骨が折れるったら。
じゃあ、行ってきますね。プロデューサー!