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(PVの撮影が終わり、あずささんは、
宣伝用インタビューの時間まで休憩中だ。……おや?)
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プロデューサーさん。少しいいですか?
インタビューの前に、お話がしたくて。
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いえ。大したことではないですし、今までにも、
何度もお聞きしてきたことなんですけど……。
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プロデューサーさんは、運命の人って
いると思いますか? いつ出会えると思いますか?
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う~ん。いてほしいし、会ってみたい気もしますけど、
今はプロデューサーという立場もありますから……。
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アイドルがみんな巣立った後がいいかな……って、
あはは、これじゃただの願望ですね。すみません。
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いえいえ! 願望は大切です。
そうですか、みんなが巣立った後……。
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その時、プロデューサーさんのことを
好きな人が迎えにきて……なんて、素敵ですよね♪
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本当にそうなったら、それこそ運命ですね。
ちょっとだけ、期待してしまいます。
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そうでしょう? そんなのあり得ないって言う方も
いますけど、私は運命の人はいるって、信じています。
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一途に、何かに焦がれているこの気持ちは、いつだって
本物で、色々なものを鮮やかに見せてくれるんです。
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なるほど。確かに、そういう気持ちでいると、
毎日が楽しく感じそうですね。
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はい。本当の運命は、訪れる瞬間まで、
わからないものですから。
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信じていれば、きっと叶います。だからPVでも、
自分の心に素直になろうって、決めていたんです。
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おかげで、撮影中はずっとドキドキしていました。
今でもやっぱり、ドキドキしています♪
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ははは。それだけあずささんが、
運命の相手に焦がれているわけですね。
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あずささんの、恋をしたような表情にいつも
ドキッとさせられるのは、そのせいなんでしょうか。
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ふふっ。だって、ずっと待っていますから。
運命の人に見つけてもらえるその瞬間を、ずっと……。
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いつか、この恋のような感情が本物になるって、
信じてますから。ね。プロデューサーさん。
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(その表情は、一途に恋をする少女のように瑞々しい。
あずささんの運命の相手は、一体誰なんだろうか)