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(『アイドルヒーローズ』シリーズのリバイバル公演に
向けて、響はいつにも増して気合い十分のようだ)
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響、お疲れ様。
ずいぶんと、気合いが入っているな。
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あ、プロデューサー。うん!
だって自分、ヒーローズには絶対勝ちたいからね!
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勝ちたい? でも物語の展開としては、
最後には負けることになるけど……?
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あははっ、違うぞ!
勝ちたいっていうのは、演技の話!
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自分、いろいろ考えたんだ。
悪役だから、負けちゃうのは決まってるけど……。
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逆に言えば、負ける前は全部自分たちの見せ場だぞ!
思いっきりカッコよく決めなくちゃ!
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見せ場か。そういえばずっと楽しみにしていたな。
やっと巨大怪獣デストラオンのお披露目だって。
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そうそう! 前は地球の反対側でワームホールに
入れなくて、出番がちょっとしかなかったからね。
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でも、すごくカッコいいデザインの怪獣だし、
性格もかわいい感じの子なんだ!
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今回はちゃんと出番があるから、自分とのコンビで
絶対人気が出るはずだぞっ。楽しみさ~。
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役回り的には敵側でも、爪痕を残したいってやつだな。
確かに忘れられない悪役っているよな……。
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そうそれ! インパクトだったら、
自分たちが勝ってもいいんだよね?
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だから、まず自分が圧倒的な実力でヒーローズを
ねじ伏せて、這いつくばらせてやるんだ!
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おお、なんて悪そうなんだ……!
この役、じつは響のハマり役だったんだな?
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自分もそう思うぞ! ふっふっふ、本番では自分と
怪獣たちのあまりのカッコよさに、震えるがいいさー!
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あーっはっはっは! お前たちの力はこの程度か!
さあ、デストラオンよ! とどめを刺すのだー!
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え、ビルの角に足の小指をぶつけた!? うぎゃーっ、
コンクリートは固いから気をつけてって言ったのに~!
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(響の演技は最高にパワフルで魅力的だった。
これは大評判間違いなしだな!)