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(今日は音楽ホールでライブだ。もうすぐ
リハーサルだけど、静香はどこに行ったのかな?)
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あれ、プロデューサー?
……あっ、リハーサルの時間!
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す、すみません……。
ちょっと懐かしくて、いろいろ見てしまって。
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懐かしい?
静香は、ここに来たことがあるのか?
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はい。幼稚園の頃に、ピアノのコンクールで。
初めて賞を取ったのも、この会場でした。
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あの時は、珍しく父が見に来てくれて……。
ピアノを頑張ろうって思ったのを、思い出しました。
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そうだったのか。
静香にとって、思い出の場所なんだな。
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ええ。いつもは厳しい父も、私が賞を取ると
「頑張ったな」って褒めてくれるんです。
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それが、すごい嬉しかったんです……。
私の頑張りを認めてくれたんだって、わかったから。
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そうか。それなら今度は、
静香が頑張ってる夢を認めてもらう番だな。
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私の夢……。
本当に、認めてもらえるのかな……。
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絶対にお父さんに認めてもらう!
そのために、静香は頑張ってるんじゃないのか?
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今は厳しいかもしれない。でも、静香の頑張りは
必ず静香のお父さんに伝わる。……俺はそう思うよ。
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プロデューサー……ありがとうございます。
私、また弱気になってましたね。
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認めてもらいます……絶対に。努力は無駄じゃないって
……ピアノで学んだはずなのに、忘れてました。
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ああ、その意気だ。アイドルになった姿を見て、
お父さんが褒めてくれる未来だって、夢じゃない。
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ふふっ、そうですね……。
これまで以上にアイドルを頑張れば、いつかは……。
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でも私ひとりじゃ、叶えるのは難しいかもしれません。
だから……これからも力を貸してください!
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ああ、もちろん。静香をトップアイドルにするのが
仕事なんだ。これからも、一緒に頑張ろう!
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は、はい……!
よろしくお願いします、プロデューサー!
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(静香の頑張りは、必ずお父さんに届くはずだ。
そのために、もっとプロデュースを頑張らないとな!)