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(今日は、『聖ミリオン女学園』の撮影。
琴葉達、ロータス姉妹が誕生するシーンだ……)
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(劇中で、琴葉は演劇の衣装合わせをしている。
そこに静香が、妹候補の伊織を連れてきた……)
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は、はいっ! ……私は、
ここにいる水瀬伊織さんと、姉妹になります!
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それを、お姉さまに認めていただきたいんです!
あの、どうか許可を……!
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認める? ……静香さんが選んだ人ですもの。
私に、何か言う権利なんてないと思うのだけれど。
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ち、違いますわ!
私が、誰よりもミス・ロータスに認めてほしいんです!
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私、最初に誤ちに気づかせてくれた貴女のこと、
フェンシング部の部員として、心から尊敬しています。
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けど……素直に受け止められなかった私に、
粘り強く接してくれたのは、静香お姉さまで……。
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私は、独りよがりでなく……私自身や、静香お姉さまが
尊敬する貴女に、妹として認められたいんです!
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そうね。そこまで言うのなら……
私と勝負なさい、伊織さん。
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貴女の剣が、あの時と違うかどうか……
『妹を守る姉』の私が、見てあげましょう。
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お疲れさまです、琴葉さん!
あの、これ、タオルです! 使ってください!
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ありがとう、静香さん。……あ、ごめんなさい。
静香ちゃん、だよね。つい役柄と混ざっちゃうな。
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それくらい、役に入りこめてるってことでしょ?
だったらいいんじゃないかしら。
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ありがとう、伊織ちゃん。
そう言ってもらえると、うれしいな♪
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けど、どうして私が1年生で静香が2年生なのかしら?
私のほうが年上なのに……。
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そ、そうですね。私もプロデューサーに
聞いたんですけど、配役は決まってるからって……。
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配役は、監督やスポンサーの意向もあるからな。
俺だけで決められないんだよ。
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けど私は、ピッタリだと思ったけどな?
ふたりの役。
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真面目で優しい静香ちゃんと、最初はすこし
生意気だけど、素直でまっすぐな伊織ちゃん……。
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どちらも役柄だけど、ふたりの面影を感じるもの。
だから私も、自然に演じられるんだと思う。
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まあ、けっこう面白い役だったし。たまには、
先輩を慕う後輩役っていうのも、悪くないわね♪
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今回は負けだったけど……次にフェンシングシーンが
あったら、絶対負けないわよ。覚悟しなさいよね♪
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ええ、もちろん! また3人で、ロータス姉妹を
演じられるよう、残りの撮影もがんばろうね♪