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(コスプレグラビア企画のコラボで、子ども向け番組に
出演する。猫に扮した琴葉は進行のサポート役だ)
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お疲れ様、琴葉。
熱心に台本を読んでるけど、大丈夫か?
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はい。私の台詞は、「ニャ~ン」や「ニャオン」
みたいな猫の鳴き声がほとんどですから。
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編集で字幕が追加されると聞いていますが、収録中は
字幕もありませんし、台本も確認できませんから。
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そうだよな。まあ、アドリブも大丈夫みたいだし、
そう気負わずにな。
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そうですよね。でも……特徴のある役だからこそ、
表現力を求められている気がするんです。
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同じ台詞でも、怒ってる時と楽しい時では
言い方……いいえ、言葉に乗せる感情が違いますよね?
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シンプルな鳴き声にどこまで感情を込められるかで、
見てる人の印象も変わってくると思うんです。
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確かに。サポート役だから、わかりやすさも必要だ。
……なるほど。演技者として、火がついたってとこか。
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そんな大げさな……。でも、
チャレンジしてみたいです。例えばこの台詞……。
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えっと……「みんなは、トマトが語る宇宙の真理って
興味ある?」って台詞か。これをネコ語で?
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はい。すみませんが、プロデューサー。
やってみるので、見てもらってもいいですか?
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「ニャンニャニャ、ニャニャオン……
ニャニャ、ニャニャーニャ……ニャオ~ン?」
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どうでしょうか? トマトが語る宇宙の真理について、
子ども達に興味を持ってもらえると思いますか?
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……いや、なんかもう意味がどうとか以前に
すごく可愛かったから、いいんじゃないか。うん。
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ありがとうございます、プロデューサー。
それじゃあ、この方向でやってみます。
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(その後、愛らしい仕草と表現豊かなネコ語が
話題になり、琴葉の猫のサポート役は評判になった!)