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(『ゴールデンキャッスルライブ』を間近に控え、 琴葉は気合い十分。ただ心配もあり……)

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(『ゴールデンキャッスルライブ』を間近に控え、 琴葉は気合い十分。ただ心配もあり……)
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「徳川四天王が一人、本多忠勝! いざ参る!」 ……ううん、もっと力強く……。
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お疲れ様、琴葉。こんな遅い時間まで自主練か。 無理しすぎないようにな。
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あ、プロデューサー。武将の一人を任せて もらったからには、最大限の準備はしておきたくて。
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もし私が、かっこ悪く演じてしまったら、 『本多忠勝』の名前に傷をつけてしまいますから。
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傷を……ああ、本多忠勝の逸話だな。 戦場で、一度も傷を負わなかったっていう。
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はい。意識しすぎかもしれませんけど……偉大な方の 名前をお借りすることに、変わりはありませんから。
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中途半端な向き合い方だけは、したくないんです。 自分にできる精いっぱいで、取り組みたいなって。
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それだけ役と、真摯に向き合っているのはいいこと だと思うが。背負い過ぎも、それはそれで心配だよ。
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プロデューサー……ありがとうございます。 ふふっ、でも大丈夫です。
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きっと……彼も同じだったはずですから。
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同じ?
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はい。本多忠勝のことを調べていて、思ったんです。 きっと、誰よりも努力していたんだろうなって。
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どんな戦場に立つことになっても大丈夫なように。 もちろん、戦の才能もあったとは思いますけど。
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なるほど……。琴葉はそう感じとったんだな。 確かに。努力なくして、あの偉業は成し得ないよな。
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はい……。だから、背負いすぎるくらいが ちょうどいいと思うんです。
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役に本気で向き合って、やっと本物に近づける。 今は突き進むしかない! そんな気がするんです。
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(力強く言い放つ言葉に、琴葉の覚悟を感じた。 今の俺にできることは無理しないよう見守るだけだ!)
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