(『ゴールデンキャッスルライブ』を間近に控え、 琴葉は気合い十分。ただ心配もあり……)
音声再生は内部プレビュー専用です。本文はどなたでも閲覧できます。
1
(『ゴールデンキャッスルライブ』を間近に控え、
琴葉は気合い十分。ただ心配もあり……)
2
「徳川四天王が一人、本多忠勝! いざ参る!」
……ううん、もっと力強く……。
3
お疲れ様、琴葉。こんな遅い時間まで自主練か。
無理しすぎないようにな。
4
あ、プロデューサー。武将の一人を任せて
もらったからには、最大限の準備はしておきたくて。
5
もし私が、かっこ悪く演じてしまったら、
『本多忠勝』の名前に傷をつけてしまいますから。
6
傷を……ああ、本多忠勝の逸話だな。
戦場で、一度も傷を負わなかったっていう。
7
はい。意識しすぎかもしれませんけど……偉大な方の
名前をお借りすることに、変わりはありませんから。
8
中途半端な向き合い方だけは、したくないんです。
自分にできる精いっぱいで、取り組みたいなって。
9
それだけ役と、真摯に向き合っているのはいいこと
だと思うが。背負い過ぎも、それはそれで心配だよ。
10
プロデューサー……ありがとうございます。
ふふっ、でも大丈夫です。
13
はい。本多忠勝のことを調べていて、思ったんです。
きっと、誰よりも努力していたんだろうなって。
14
どんな戦場に立つことになっても大丈夫なように。
もちろん、戦の才能もあったとは思いますけど。
15
なるほど……。琴葉はそう感じとったんだな。
確かに。努力なくして、あの偉業は成し得ないよな。
16
はい……。だから、背負いすぎるくらいが
ちょうどいいと思うんです。
17
役に本気で向き合って、やっと本物に近づける。
今は突き進むしかない! そんな気がするんです。
18
(力強く言い放つ言葉に、琴葉の覚悟を感じた。
今の俺にできることは無理しないよう見守るだけだ!)