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(恵美達が出演したビーチバレー映画が、
無事クランクアップした! みんな熱演だったな)
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お疲れさま、プロデューサー!
は~。終わっちゃったね、撮影……。
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うう~。なんかちょっと、もったいないな~。
アタシ、やっとあの役に馴染んできたトコなのにっ。
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そうだったのか? 恵美によく似た感じの
役だったから、演じやすいのかと思ってたよ。
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いやいやいや! アタシ、あんなに強くないし!
海美を10メートル上げるとかできないし!?
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いや、そこじゃなくて……。
具体的に、どういうところに苦労してたんだ?
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えっと……海美がくじけそうになった時、
恵美が、自然に手を差し出すシーンがあったでしょ?
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うん、いいシーンだったな。あれがきっかけで、
海美はまたビーチバレーに戻れた……。
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でもさ、もし本当にだよ? 海美とか劇場の仲間が、
何かにくじけそうになってたとして。
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その時、アタシはちゃんと手助けできるのかなって。
……なんかちょっと、不安になっちゃったんだよね。
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アタシってさ、あんまり深く考えないで、
突っ込んでっちゃうトコあるでしょ? だから……。
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うん。恵美なら、映画の恵美と同じように、
迷わず仲間に手を差し出すだろうな。
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例えばだけど……恵美は、
俺が仕事に失敗してしょげてたら、どうする?
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えっ、プロデューサーが?
なんかそれ、あんまり想像つかないけど……。
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でも、そうだなー。その時は、カラオケに誘うかな?
気分転換に、パーッと盛り上がろ、って♪
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ほら。恵美はそうやって、
すぐに人の気持ちに寄り添ってくれるだろ。
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手を伸ばしていいかどうかなんか考える前に、
もう伸ばしてる。それでいいと思うよ。
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プロデューサー……。
そ、そう……なのかな? えへ、えへへへへ……。
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アタシ、自分じゃ、よくわかんないけど……。
でも、プロデューサーがそう言うなら、うん。
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あ、でもプロデューサーも、
本当に落ち込んだ時はアタシに任せてね?
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カラオケでもビーチバレーでも、なんでも
好きなだけ付き合ったげるからさ! にゃはは♪
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ああ。その時は頼むよ。もちろん俺も、
恵美が落ち込んだ時は、付き合うよ。