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(学園ドラマの撮影が、無事クランクアップした。
熱演を見せたまつりは、なんだかボーッとしている)
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まつり、お疲れさま。
元気がないみたいだけど、大丈夫か?
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ほ? プロデューサーさん、
そんなことはないのです。姫は元気なのですよ!
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ただ、ほんのちょっぴり……はぁ。
センチメンタルなまつり、なのです。
7
撮影が、とってもとっても、楽しかったのです。
本当に……楽しかったのですよ。
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だから今、心にぽっかり穴が開いちゃったような。
そんな気分なのです……しょんぼりなのです。
9
なるほど、そういう事か。
確かにまつり、頑張ってくれてたもんな。
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はいなのです! 朋花ちゃんとミスコンで
競い合って。美也ちゃんと、ステージに立って。
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姫、こんなにわんだほー!な学園生活が
できるなんて、思っていなかったのですよ。
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よかったな。
楽しく仕事ができたら、それが一番じゃないか。
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でも……頑張れば頑張っただけ、
さみしいのです。まつりの後、なのです。
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なら、次もそう思ってもらえるような仕事を
取ってくるよ。だから、元気を出して。
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ふふ……ありがとうなのです。わかっているのです。
こんなまつりは、今だけなのです。
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だから、今だけは……。
あなたの前でだけは、ちょっとだけ……許してね。
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(しばらく、まつりと話をした。
西日が、穏やかな表情を照らしていた)