1
(いよいよ全国ツアーがスタート! まずは
好調な滑り出しだけど、これから忙しくなりそうだ)
2
プロデューサーさん、お疲れさまなのです。
レッスンルームの鍵、返しに来たのです。
3
お疲れさま、まつり。
今日も遅くまでやってたんだな。
4
はいなのです。翼ちゃんがはりきっていて、
時間内に終わらせるのが大変なのです。
5
はは、そうか。
色々あったけど、上手くいってるみたいで良かった。
6
翼ちゃんとのことでしたら、心配ご無用!なのです。
それより姫は、気になることがあるのです……。
8
はい。プロデューサーさんが、もしまつりに
「大っ嫌い!」って言われたら……どうするのです?
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えっ。それは……まぁ、ショックだろうけど。
でも、他の事も考えると思うよ。
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まつりにそう言われるような事を、自分がして
しまったなら、謝らないとだからな。
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……ふふ。プロデューサーさんは、
やっぱりプロデューサーさんなのです。
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まつりも、翼ちゃんに言われてショックでしたけど。
同じように……後になって、すこし考えたのです。
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……あの「大嫌い」は、あの時の翼ちゃんの、
心からの、本当の気持ちだと思うのです。
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もちろん、言われてびっくりしましたけど。
……ウソを吐かれるよりは、ずっといいのです。
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なるほど……確かにな。
けどまつり、それだけじゃないと思うよ。
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翼がまつりに本当の気持ちをぶつけたのは、きっと
「わかって欲しい」という気持ちが底にあったからだ。
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人は嫌いな人間に、自分を心から理解して欲しいとは
望まない。……そうは思わないか?
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プロデューサーさん……ふふっ。
だといいのです。
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ツアーは、まだまだ続くのです。
姫たちは、がんばらないとなのです。
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もちろんなのです。
その代わり、プロデューサーさんも……。
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まつりには、いつだって本当の気持ちを
言っていいのですよ。ね? ……ね?