1
(今日は百貨店の販促ポスターの撮影日だ。
星梨花の調子はどうかな……)
2
プロデューサーさん、お疲れさまです!
あの、ちょっと相談に乗ってもらえますか?
4
えっと、今回のポスター、わたしは
プレゼントの妖精なんだそうです。
5
プレゼントの妖精は、プレゼントたちの味方。
お客さんとの素敵な出会いを魔法で彩る……。
6
スタッフさんが、そう説明してくれたんですけど。
わたし、うまくイメージできなくて……。
8
星梨花はもし自分がプレゼントだったら、
誰に買って欲しいと思う?
10
うん。星梨花は百貨店の棚に並べられて、お客さんが
手に取ってくれる瞬間を、じっと待ってるんだ。
11
えっと……あっ! それならわたしは、
プロデューサーさんに買ってほしいです!
13
はい。プロデューサーさんが、大切な
誰かのために、心をこめて選んだプレゼント……。
14
それが『わたし』だったら、
すごくうれしいなって思いました!
15
そ、そうか、それは俺も嬉しいな……。とまあ、そう
いう出会いを演出するのが、妖精のお仕事だと思うよ。
16
プロデューサーさんの、うれしい出会い……!
わぁ♪ わたし、わかった気がします!
17
プレゼントの妖精の、大事なお仕事。
それって、つまり……。
18
プレゼントがプロデューサーさんみたいな人と
出会えるように、魔法をかけることなんですね!
19
え~っと……
うん、だいたいそんな感じでいいと思う!
20
よかったー! ありがとうございます、
プロデューサーさん。
21
わたし、もう大丈夫です。ステキなプレゼントの魔法、
たくさんかけられるようにがんばります♪
22
ああ、行ってこい!
星梨花の妖精、楽しみにしてるよ。
24
(納得できたのか、満面の笑みを浮かべている。
プレゼントよりも妖精の方が、魅力的に見えそうだ!)