3
全然ダメだよ、プロデューサーちゃん。
なぜなら、茜ちゃんは聞いてしまったから……!
4
全然って、急にどうしたんだ。昨日の
リハーサルの時は、のびのびやってたじゃないか。
6
何って、ファンのみんなが話してるのをだよ。
茜ちゃん、昨日の帰りに、立ち聞きしちゃって……。
7
どうやら今日のイベント、ファンのみんなは
美少女アイドル茜ちゃんからのチョコがほしいらしい!
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わかってるよ、プロデューサーちゃん!
全ては、茜ちゃんがかわいすぎるからだって!
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だから茜ちゃん、みんなに手作りのチョコを
用意しようと思って、がんばってみたんだけど……。
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そう! けど、ムリ! 1個しか作れなかった!
世界一カワイイ茜ちゃんにも、不可能はあった!
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そうだよな、さすがに無理だよな……。
いや、いくらかわいくてもそれは無理だと思う。
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ぐぬぬ……みんなが期待してるものがわかってるのに、
茜ちゃんの力をもってしても、応えられないなんて!
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まあまあ、茜……取り敢えず落ち着こう。
それに今日の仕事は、チョコを配る事じゃないだろ?
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はっ!? そ、そうだった……。今日の茜ちゃんは、
お菓子屋さんじゃなくてアイドルだった!
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アイドルのお仕事は、歌やダンスで
ファンのみんなに楽しんでもらうこと……!
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そうだな。ファンのみんなも、
茜のステージを楽しみにしてるはずだよ。
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いや~、茜ちゃんとしたことが、
自分のかわいさでちょっと目がくらんでたみたいだね!
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それなら今日は、チョコよりも甘くてスイ~ツな
茜ちゃんボイスで、みんなをメロメロにしてあげよー!
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ああ、その調子だ!
楽しみにしてるから、頑張ってくれ。
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うん! ……あ、プロデューサーちゃん。
チョコ持ってきたから、あとで食べてもいいよ!
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1個しか作れなかった、超貴重なやつだからね!
茜ちゃんのファン代表として、心して食べてね!