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(勇者役を演じる事になり、百合子は嬉しそうだった。
気合いの入り方も、いつもと違ってた気が……)
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……はーち! きゅ~う! じゅ~~う!
はあ~。う、腕が……。
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ううん。本物の勇者なら……リリィナイトなら、
こんなことで諦めたりしない……うん。
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ひゃあっ! プロデューサーさん!?
ど、どうしてここに?
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いや、声が聞こえたから気になったんだけど。
それよりも衣装……。
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ああ~……ご、ごめんなさい!
勝手に衣装を持ち出しちゃって……。
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少しでも勇者に近づきたくて、特訓をしてたんです。
格好から入ってみたら、すごくやる気が出てきて……。
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それで、レッスンルームで特訓してたのか。
苦しそうな声だったけど、何の練習をしてたんだ?
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今日は剣の素振りです! この前、杏奈ちゃんが
「撮影用の剣は重い」って教えてくれたんです。
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私、体力には自信がありません。でも勇者ですから!
ちゃんと剣の扱いもマスターしてみせます!
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なるほど。そういうことなら俺も付き合うよ。
といっても、見ているくらいだけど。
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えっ、いいんですか、プロデューサーさん?
お忙しいんじゃ……?
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大丈夫だ。勇者の成長を見守るのも、
プロデューサーの仕事だからな!
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えへへ……ありがとうございます!
ひとりで練習するの、寂しいなって思ってたんです。
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それではお言葉に甘えて。
修行の続きを始めましょう! 次は必殺技を……!
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(地道な特訓の成果もあって、作品はいいものに
仕上がった! モチベーションは本当に大事だな)