1
(とあるオフの日。百合子が最近できたブックカフェに
行くというので、市場調査がてら同行することに……)
2
プロデューサーさん、ありがとうございます。
私を本の世界から救い出してくれて……。
3
続きが気になって読んでたら、止め時がわからなくて。
まさか、あんなに長いシリーズだったとは……。
4
あ、あの……
プロデューサーさん……大丈夫でしたか?
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一緒に来たのに、ほとんどの時間ひとりでしたよね?
だから退屈だったんじゃないかなって……。
7
そんなことないよ。読書中の百合子の百面相は、
見ていて飽きなかったから。
8
ええっ! わ、私……そんなに変な顔でしたか!?
ううっ。感情移入しちゃうとつい……。
9
いや、そういう意味で言ったわけじゃ……。
そういえば、買いたい本があるって言ってなかったか?
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あっ、そうでした!
ちょっと待っててくださいね。今、取ってきます!
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お、お待たせしました!
最新刊の棚になくて、ちょっと探しちゃいました。
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はい! 先月発売されたんですけど、
購入リストに入れ忘れてたみたいで……。
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このシリーズは、主人公がすごくカッコイイんですよ!
見た目もですけど、一番は性格が男前なところかと。
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女性の宇宙海賊が珍しい世界で、何度でも危機的状況に
立ち向かう強さが、多くの人を惹きつけるんです……。
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それから……はっ!? ご、ごめんなさい!
私、また夢中になっちゃって……。
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大丈夫だよ。百合子の話を聞いてたら、
すごく気になってきたよ。
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ほ、本当ですか? えへへ……紹介したつもりじゃ
なかったんですけど、そう言ってもらえて嬉しいです。
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あっ! 私のでよければ貸しましょうか? 全巻……は
気が重いと思うので、まずは最初の一巻だけでも!
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読んでもらえれば、もっともっと良さがわかりますよ!
そして読み終わったら、私と感想会をしませんか?
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感想会か。それは面白そうだな。
じゃあ、お言葉に甘えようかな。
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はい! 明日早速持っていきますね。ふふっ♪
プロデューサーさんとの感想会、楽しみだな。