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(海美が白雪姫を演じる映画の撮影は順調だ。
お話は終盤に差し掛かり、一旦休憩に入った……)
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ふうー、やっと休憩~……毒リンゴを食べた後は
ずっと動けないんだもん。逆に疲れちゃったよ~。
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お疲れ様。海美が頑張ったおかげで、前半の無邪気さと
いい対比になったって、監督さんが喜んでたよ。
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よかったー! みんなが知ってるお姫様だから、
どう演じようかなって、私なりに考えてみたの!
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えっと……なんでリンゴを貰ったのかな?とか、
どうしてすぐに食べちゃったのかな?って。
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だって、知らない人からモノを貰うのって、
ちょっと怖いっていうか……。
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何かあって貰ったとしても、食べるのは……。
私なら、迷っちゃうかもって思って……。
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でしょ? だから私、思ったの。白雪姫の周りには、
いつも助けてくれる人がいっぱいいたのかな~って。
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お城を出てからも、白雪姫の周りって狩人とか小人とか
王子様とか、助けてくれる人ばっかりでしょ?
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王妃様は意地悪な人かもしれないけど……
白雪姫は、みんなを疑いたくなかったのかなって。
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なるほどな。だから魔女のことも疑わずに、
もらったリンゴをかじってしまった……ってことか。
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うん。でも全部、私の想像なんだけどね。
だって、とってもステキなお姫様なんだよ?
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そうか。海美の白雪姫が印象的にみえたのは、
その気持ちで演技してたからなんだな。
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えへへ♪ でもね……気づいたのは、私の周りにも
助けてくれる人がいっぱい居たからだよ!
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お父さんにお母さん、そしてお姉ちゃん!
劇場のみんなもそうだし、プロデューサーも!
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はは、アイドルの力になるのは当然だよ。
これからも、海美の力になれるように頑張るよ。
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うん! 私も、頼りすぎないようにはするけど……
やっぱりピンチの時は助けて―!って思っちゃいそう。
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だから、もし私が騙されて毒リンゴを食べちゃったら、
その時はよろしくね! プロデューサー!