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(育のコスプレグラビア企画の撮影で、キャンプ場に
やってきた。育は色んな場所を動き回っている……)
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う~ん……ここにもいない。
どうしよう、ぜんぜん見つからないよぉ……。
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プロデューサーさん!
あのね、ここに虫っているのかな?
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虫? あっ、それで何度もしゃがみ込んでたのか。
撮影に必要なら用意するけど……。
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それじゃダメだよ。だって、きつねさんは
誰かにご飯を用意してもらったりしないでしょ?
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そうだよ。きつねさんは、小さい動物や虫を食べるん
だって。わたし、学校のずかんで見たんだ。
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でも、ここに動物さんはいないから。虫を探して、
きつねさんになりきろう! って思ったの。
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そうか。育はキツネの狩りをマネしてみたんだな。
石の裏とか草の影とかも見てみたか?
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うん。環ちゃんに教えてもらったから、やってみたよ。
でも、ぜんぜんダメだった……。
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これじゃ、ごはんが食べられないよ。
わたし、りっぱなきつねさんになれないね……。
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そんなことないよ。
育は、立派なキツネになる一歩を踏み出したんだ!
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狩りは、いつも成功するとは限らないだろ?
キツネだって、失敗する日があると思うんだ。
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……そっか。今のわたしみたいに、
きつねさんも悲しかったりするんだね。
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ああ。今の育は、キツネそのものだ!
だから育が感じたままのキツネを表現してみよう。
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うん、わかった! プロデューサーさん、
わたし、ステキなきつねさんになってみせるね!
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(育は、感情豊かな愛らしいキツネ姿をみせてくれた。
スタッフさん達にも大好評。いい写真になったな!)