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寛ぎのひととき 北沢志保

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(先日の体験教室ロケは、なかなか評判が良かった。 この分だと、次の仕事に繋がるかもしれないな!)
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失礼します……あ、プロデューサーさん。 今、いいですか?
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お疲れさま、志保。 大丈夫だけど、何か用事か?
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はい。この前の陶芸体験で作った湯のみなんですけど、 ひとつ、給湯室に置いておいてもいいですか?
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お茶を飲む時に、使おうかと思って。
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ああ、もちろん構わないよ。 それより志保、陶芸は楽しかったか?
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あ、はい。楽しいというか……新鮮でした。 最初は、難しく感じてたんですけど。
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段々とコツがつかめていって。 それで、気がついたら、いくつも湯のみを……。
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なるほど。 そんなにたくさん作っちゃったのか?
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はい。集中していたら、 時間の過ぎるのが、あっという間でした。
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そうか……レッスンの時と同じなんだな。
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レッスンの時……?
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志保はいつも、レッスンルームに誰か入ってきても すぐには気が付かないくらい、集中してるだろう?
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プロデューサーさん…… もしかして、私のレッスンを見てたんですか?
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はぁ……黙って見ているくらいなら、 ちゃんと声をかけてください。
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プロデューサーさんに、 見てほしいところがあるかもしれませんから。
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あっ、そうだな。 わかった、今度から声を掛けるようにするよ。
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よろしくお願いします。……ところで、 どうせ休憩するなら、お茶を飲みませんか。
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プロデューサーさん、時間大丈夫ですよね。 私、淹れてきますから。待っててください。
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(その後、志保が作った湯のみで、お茶を飲んだ。 うん……手作りって、いいものだな)
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