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(気分転換に劇場を散歩していたら、
美也がなにやら難しい顔をしていた……)
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むーん……あっ、プロデューサーさん~。
丁度いいところに~。
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お疲れ様、美也。
ん? 机の上にあるのは……卵と、絵の具?
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はい~。イースターエッグの用意をしてたんです~。
でも、どう色を付けたらいいか悩んでまして……。
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色や模様はたくさん浮かぶんですけど、
なぜか、どのデザインもしっくり来ないんです~。
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それで悩んでたのか……。
よし! 俺も一緒に手伝おう。
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はい~。よろしくお願いします~。
思いついたことがあったら、どんどん言ってください。
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わかった。……そうだなあ。
美也にとって、卵はどんなイメージだ?
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卵のイメージ……そうですね~。白くてまんまるで、
可愛らしいです。どれも同じように見えますけど……。
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割ってみると個性があるんです~。黄身が大きい子や
小さい子。赤っぽい子に黄色っぽい子……むふふ。
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確かに。パッと見じゃわからない違いがあるな。
さすが、美也ならではの視点だ!
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それに調理の仕方で、様々な姿に変わるんです~。
卵には、無限の可能性がありますな~。
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おや~? 同じに見えるけど個性的……そして、
無限の可能性……なんだかアイドルに似てますね~。
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ははっ、そうだな。アイドルもデビュー前は、
アイドルの卵というし。意外な共通点があったな。
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あっ。決まりました~。このイースターエッグには、
劇場のみんなのお顔を描きましょう~♪
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アイドルイースターエッグか!
うん。きっと、みんな喜ぶと思うよ。
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これもプロデューサーさんのおかげです~。
卵みたいに、パカッとアイディアが生まれましたね~♪
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(52個の卵のアイドルが並んだら壮観だろうな……。
手伝うと言ったからな。完成まで美也に付き合おう!)