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(今日は美也がプロデュースした服のカタログ撮影だ。
レトロな街並みを巡って、最後に訪れたのは……)
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お~、プロデューサーさん、見てください~。
渋い色合いのレンガの並び……時代を感じますな~。
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そうだな。この辺でレトロな街並みといえば、
ここは外せないよな。
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はい~。この服も、レトロがモチーフですから。
この倉庫とも、相性はバッチリだと思います~。
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不思議ですな~。建てられた時代のことは
知らないのに、なんだか懐かしい気持ちがします~。
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ああ。少しわかるよ、その気持ち。
昔の人も、この建物をみてたと思うと感慨深いな。
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……そういえば、おじいちゃんが
よく昔の思い出を話してくれるんです~。
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若い頃は、今と全然違う生活だったとか。
大変なこともあったけど、楽しいこともあったって。
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おじいちゃんの話を聞いた時も、
今と同じように、懐かしい気持ちを感じました~。
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現在では体験できない分、魅力的にみえるのかもな。
まあ、ごく最近の時代もレトロと言われたりするし。
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なんと、びっくりです~。それでは、
私がレトロになる日も近いかもしれませんね~。
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はははっ。
そうすぐにはレトロにはならないと思うよ。
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ただ……時代の流れは早いからな。いつになるかは
わからないけど、この瞬間も忘れてしまうのかもな。
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……それは、大丈夫だと思いますよ~。
おじいちゃんの話、私は全部覚えています~。
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生まれてなくても、経験したことがなくても。
おじいちゃんから私へ、繋がってますから~。
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ああ。過去から受け取ったものを繋いでいく……。
少しでも、未来に橋渡しができたらいいな。
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おや~? そう考えると、この倉庫が教えてくれる
昔話も、しっかり聞かないとですね~。
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確かに。当時を再現することはできないけど……
レトロな雰囲気を伝えられる写真にしよう。
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任せてください~。教科書に載るからには、
過去の魅力も、バッチリお届けしちゃいます~♪
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……。倉庫さん、本日はよろしくお願いしますね~。
私と一緒に、素敵な撮影にしましょう~。
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倉庫に挨拶……。
そうだな。長い歴史を持つ共演者だもんな。
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むふふ、きっと良い写真になると思います~。
……それから、プロデューサーさん。
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プロデューサーさんのことは忘れません。
私がずっと覚えてますから、安心してくださいね~。