3
決まったーっ! これで本番もバッチリだね!
付き合ってくれてありがと、プロデューサー。
4
はぁ、はぁ……どういたしまして……。
役に立ったなら何よりだ。
5
いや~。いろんな技が練習できて助かったよ!
……って、体、大丈夫?
6
な、なんとかな……。
これも、のり子のライブのためだ!
7
あー、よかった~!
それなら、とっておきの新技もやっちゃおうかな♪
8
えっ!? いや、とっておきなら、
本番まで取っておいた方がいいんじゃないか?
9
……そう? ま、それもそうだね!
それにしても……ふふっ♪
11
なんか懐かしいなって思って。昔……兄貴と一緒に
プロレスごっこしてたんだよね。今みたいな感じでさ。
12
そうだったのか。のり子は小さい頃から
プロレスが大好きだったんだな。
13
うん! 試合を見ながら、家族全員で一喜一憂してさ。
気になった技は、兄貴と一緒に練習したりして。
14
ドロップキックみたいな空中技は、危ないからって
お父さんがアタシの体を持ち上げてくれてね……。
15
ははっ、家族みんなでプロレスを楽しんでたんだな。
いいご家族じゃないか。
16
えへへ。でも、そんなアタシがアイドルになって、
ライブでプロレス技を披露するとか誰も思わないって。
17
小さい頃にやってた遊びがお仕事になるなんて……
ホント世の中、不思議だよね。
18
そうだな。自分の好きなものが仕事になったんだ。
のり子の好きな気持ちを思う存分、伝えてきてくれ。
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わかった! プロデューサーとの練習を
無駄にしないように、精一杯、思いをぶつけてくるよ!
20
だからさ……一番近くで見てくれないかな?
そうしたら、アタシも百人力っていうか……。
21
もちろん。
ライブ中もちゃんとのり子のサポートをするよ。
22
プロデューサー……。
その言葉、約束だよ! それじゃ、行ってきまーす!