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プロデューサー。お仕事の最中、すみません。
消しゴムが余っていたら、貸してもらえませんか。
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消しゴムか? えーと、確か引き出しに……。
あったあった。はい、どうぞ。
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ありがとうございます。
……小さい。年季、いえ、歴史を感じます。
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歴史なんて言うほど大げさなものじゃないけど、
確かに、劇場ができる前から使ってるかな……。
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私がアイドルになる前から、この消しゴムは、
765プロライブ劇場を見守ってきたんですね。
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それを言うなら、今の瑞希もかな。乙女ストーム!の
みんなの勉強を見守ってくれて、ありがとう。
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ところで、みんなの調子はどうだ?
ちゃんと勉強してるか?
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はい。みんな、思った以上に苦戦していて、
とても教え甲斐があります。
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そ、そうか……でも、頑張ってるんだな。
未来や翼が勉強を放り投げないだけでも、凄いことだ。
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そうでしたか。
では、少しは効果があったのでしょうか。
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お礼を言われるほどのことではありません。
……でも、嬉しいな。
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プロデューサー。
私は今、とても不思議な手応えを感じています。
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具体的に言うと、ドキドキして、ソワソワしています。
……具体的じゃなかった。
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いや、わかるよ。乙女ストーム!のみんなも、
瑞希を頼りにしてる。これからも、よろしく頼む。
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はい、お任せください。平均点をキープして、みんなの
放課後と、笑顔を守ります。……家庭教師、瑞希。