1
1、2……3! ……マジック、成功です。
けど、これだけでは……ううん。
2
瑞希お姉さま……?
こんなところで、何してるの……?
3
ごきげんよう、望月さん。今、卒業パーティーの
ステージで披露するマジックを考えていたところです。
4
卒業パーティー……まつりお姉さま、
もうすぐ、卒業しちゃうんだよね。寂しいな……。
5
そうですね。ですが、寂しいからこそ。
最後は笑顔で、お姉さまを送り出したいと思うのです。
6
お姉さまを、心から笑顔にするためにも……望月さん。
あなたも、ステージに参加してくれませんか?
7
瑞希お姉さま……うん! 杏奈も、手伝う。
ふたりで、まつりお姉さまをビックリさせようね……!
8
……うん。やっぱり、次のミス・ダリアは
あなたに相応しいわ。瑞希ちゃん。
9
まつりは何も見ていないし、聞いていない。
かわいい妹たちに見つかる前に、退散なのです。
11
はいほー! プロデューサーさん、
姫たちのお芝居、どうだったのです?
12
3人とも、お疲れさま! ああ、すごくよかったよ……
って、瑞希? 杏奈も、どうかしたのか?
13
いえ。徳川お姉さまが卒業すると思ったら、
なんだか寂しくなってしまって……。
14
徳川さんも、徳川お姉さまのように……
いつか、アイドルを卒業してしまうのでしょうか。
15
え……まつりさん、アイドルやめちゃうの?
杏奈、さみしい……。
16
ほ? ふたりして、
まつりを卒業させないでほしいのですー!
17
はは、そうだな。アイドルを卒業するかどうかは、
本人が決める事だけど……。
18
アイドル自身がやりたいと思っているうちは、
俺はどこまでも応援するよ!
19
プロデューサーさんの言うとおりなのです。
みんなアイドルを卒業なんて、100年早いのです!
20
まつりさん……うん。
杏奈、これからもアイドル……がんばり、ます♪
21
私たちのアイドル道は、これからということですね。
やるぞ、瑞希。……メラメラ。
22
その意気なのです。では、特別に……
良い子のふたりに、姫がご褒美をあげるのです。
23
次のシーンの撮影が始まるまで、
ミス・ダリアのお茶会にご招待なのです♪
24
まつりさんのお茶会……楽しみ、です……♪ 行こう、
瑞希さん……プロデューサーさんも……♪
25
ありがとうございます。
……素敵な思い出が、またひとつ増えそうです。
26
(少しだけ不器用な3人が見せる、姉妹の姿……
相手を思いやる、優しい物語になりそうだ)