MLTD Archive(β)

魅惑のエレガントタイム 篠宮可憐

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(可憐のソロ曲が終わり、ステージの幕が下りた。 客席からの大きな拍手が、鳴りやまない)
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す、すごい拍手です、プロデューサーさん…… 私……ど、どうしたらいいんでしょうか……?
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みんな、もっとステージの可憐を見ていたいんだな。 アンコール、行けるか?
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そ、そんな……私なんかが、アンコールだなんて…… プロデューサーさん、か、代わりに……。
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いや、俺が代わりには無理だと思うが…… 歌が無理なら、少し挨拶するだけでもいいと思うけど。
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あ……アンコールは、すごく……嬉しいです…… お礼、言いたいですけど……。
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そ、その前に、少しだけ……き、休憩を…… お水、飲んでもいいですか……?
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ああ、そうだな。 それじゃ、少し落ち着いてから出ようか。
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はい……。 ……あの、プロデューサーさん……。
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なんだ?
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わ、私……最初は、ソロで歌うって聞いて…… 怖くて、逃げ出したくて、しかたがなくて……。
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でも……プロデューサーさんが、 そばで、応援してくれていたから……。
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私のこと、たくさん考えてくれて…… 励ましてくれたから……が、頑張れました……。
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そうだな、一緒に頑張ってきた。 このアンコールが、その証明になったな。
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はい……。プロデューサーさんのおかげで、 ファンの人達も……よ、喜んでくれました……。
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全部、プロデューサーさんのおかげです…… 本当に、ありがとうございます……!
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俺は、可憐が頑張る手助けをしただけだ。 ライブが成功したのは、可憐とお客さん達の力だよ。
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うう……プロデューサーさん……。
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そうですよね……ファンのみなさんに、お礼の気持ちを 伝えないと……ちゃんと歌で、気持ちを込めて……。
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わ……私、もう一度行ってきます……! 見ていてください、プロデューサーさん……!
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