MLTD Archive(β)

君の事が好きなの。だから、 篠宮可憐

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(たまたま立ち寄った本屋に、可憐がいた。 何か、悩んでいるみたいだけど……)
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うう……ど、どうしよう……。 こ、この本で、いいんだよね……?
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絵も綺麗だし、面白そうだけど……主人公の名前が、 『可憐』って……き、気にしすぎかなぁ……?
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で、でも、せっかく薦めてくれたんだし……。 あ……そ、そうだ。他の本と一緒に買えば……!
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お疲れさま、可憐。 さっきから何を悩んでるんだ?
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え……? ひ、ひゃあ!? プロデューサーさん……!
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あ、ごめん。 驚かせるつもりはなかったんだけど……。
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ど、どうして、プロデューサーさんが ここに……。
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たまたま立ち寄っただけだけど…… それより、何か悩んでるのか?
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あのっ、だ、大丈夫です……。大丈夫ですから、 その……き、気にしないでください……!
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そうか? わかった。それにしても、 珍しいところで会ったな。本を買いに来たのか?
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は、はい……。 本っていうか、マンガですけど……。
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せ、先日のお仕事が、きっかけで……。 少女マンガを、よ、読んでみたくなって……。
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まつりさんとか、真さんとか…… み、みんなに、いろいろ紹介してもらったんです……♪
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へぇ、いいじゃないか。それじゃ今日も、 誰かにオススメしてもらった漫画を探しにきたのか?
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は、はい……。今日は、小鳥さんが 薦めてくれたマンガを……あっ。
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? 可憐?
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えっと……そ、その……。
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音無さんが薦めてくれたなら、間違いないな! へえ、これか。どれどれ……。
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だっ……ダメ……!!
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可憐?
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あ、あの! 少女マンガなので……っ プロデューサーさんは、見ちゃダメです……!
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え? そ、そうか。わかった……?
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(後で音無さんに聞いたら、主人公の名前が偶然にも 『可憐』だったらしい。気恥ずかしかったのかな……)
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