MLTD Archive(β)

託された背中 百瀬莉緒

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プロデューサーくん、ちょっと聞いて~! 街を歩いてたら、小さい女の子に話しかけられたの!
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その子ね、『アイドルヒーローズ』のファン なんですって! 私、もう嬉しくなっちゃって♪
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おお、よかったじゃないか! あの番組は、小さい子にも人気だからな。
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そうよね、そうよね! それで、その子に聞かれたの。 『ザ・ネクスト』はもう戦わないの?って!
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あっ……そうだよな。莉緒が出てくるシーンは、 大抵、ヒーロー達のサポートが多いからな。
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そうなのよね……。ヒーローを引退したって設定だから 仕方ないのはわかってるんだけど……。
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期待に応えないのは、ヒーローとしてどうかと思うの。 プロデューサーくん、なんとかならない!?
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うーん、そうだな……。 制作会議で提案するくらいならできるとは思うが……。
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本当!? 頼りにしてるわよ、プロデューサーくん♪
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ああ。それに、ピンチの場面で、引退したヒーローが 助けにくる……なんて、燃える展開だしな。
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そうそう。私とあずさちゃんが颯爽と登場して…… あら? それってもしかして……。
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私たちのコスチューム姿が見たいってこと?
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えっ?
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たしかに、制服を卒業してから数年経つけど…… 私もあずさちゃんも、まだまだ現役……イケるわよ!
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だから、どうしてそんな話に……。 王道の展開が胸アツだって話だよな?
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ええ。現役の子たちにも負けないパワーがあるって 証明するんだから、似たようなものよ!
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いや、全然違うだろう……。 はあ~。とにかく、機会があったら打診してみるよ。
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ええ、お願いね! そうと決まれば……練習しなきゃ! ……私の制服、実家にまだあったかしら?
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