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(ドラマの撮影は順調だ。昼休憩になったから、
ロケ弁を渡したいんだけど……昴はどこだ?)
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いいかー? このニオイを覚えるんだぞ?
よーしよし、それじゃ……取ってこーいっ!
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あっ! プロデューサー、お疲れー!
えへへ、コタローと一緒に遊んでたんだ! なー♪
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こいつ、いつも寂しそうな顔しててさ……。
なんだか放っておけなくて。
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そうだったのか。
しかし随分、仲良くなったみたいだな?
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うん! うちって、みんな忙しいだろ?
面倒みれないから、動物が飼えないんだよ。
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でもその分、友達ん家のペットとか、
共演した動物とかと、いーっぱい遊んでやるんだー!
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そうか。コタローもかなり嬉しいみたいだぞ。
やっぱり優しい人のことは、わかるんだろうな。
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え? そ、そうかな~。えへへ……♪
なあ、コタロー。オレのこと好き?
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あははっ、オレも大好きだってば♪
そんじゃ、一緒にお昼食べようぜ!
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なあなあ、プロデューサー!
頼んでたもの、持ってきてくれた?
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ああ、持ってきたよ。
……はい、ロケ弁と、犬用のミルク。
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サンキュ! ほーらコタロー、ご飯だぞー!
いっぱい飲んで、おっきくなれよ。
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こ、こら、オレの手は舐めなくていいって!
へへっ。やっぱ犬って、かわいいよなー♪
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そうだな。だけど、昴も弁当を食べないと。
次のシーンに間に合わなくなるぞ?
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いっけね! 次は喧嘩のシーンだったよな!
ちゃんと食べて、体力回復しておかないと!
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(コタローとの休憩は、昴の気分転換になったようだ。
その後の撮影でも、昴は絶好調だった!)
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オレは何度も忠告したはずだ!
仲間に手ぇ出したら、タダじゃおかないって……。
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それでも手ぇ出してきたのは、そっちだ!
なら、覚悟はできてんだよなー? ああ!?
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へへっ……腕が鳴るぜ!
行くぜー! おらぁぁぁ!
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(仲間思いな不良の役、優しい昴にピッタリだったな。
これなら最後まで、いい演技を見せてくれるだろう!)