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おとぎの国の物語[妖精] 周防桃子

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(『おとぎの国の物語』がクランクインした。 今日は桃子の撮影だけど、様子はどうかな……)
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えっと、今日は昴さんとの出会いのシーンだったよね。 台本は……あった、このページだね。
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このシーン、モモはステラに隠しごとをしてるから、 ちょっと後ろめたい感じでないと。……あ、あー。
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『う、うん! たぶん、きっとそう! 私が、魔法使いのところまで案内してあげる!』
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桃子、お疲れさま。 もうすぐ本番なのに、セリフの練習か。熱心だな!
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あっ、お兄ちゃん。もう、今ごろ何しに来たの? 桃子、今演技のおさらいしてたんだけど。
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そうか、集中してたんだな。 それじゃ、終わるまで向こうで待ってようか?
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べ、別に、桃子のジャマしないなら、いてもいいけど。 ……それで、何か用事?
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うん、ちょっと様子を見に来ただけだよ。 でも心配しなくても、大丈夫そうだな。
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そんなの、当たり前でしょ。 お兄ちゃん、桃子を誰だと思ってるの?
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もちろん、765プロのアイドル、 周防桃子だと思ってるよ。
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! ……も、もう。そんなこと、わかってるってば。 でも桃子はアイドルだけど、女優でもあるんだからね。
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お兄ちゃんが心配してくれなくても、 桃子はちゃんとやるし。それに……。
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それに?
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桃子、こういうかわいいお話、けっこう好きだから。 ……オーディション受けられて、うれしかったし。
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お兄ちゃんだって、桃子に似合うと思ったんでしょ? 桃子、それがわからないほど子どもじゃないからね。
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だから、気合いが入ってるの! これでも楽しんでるんだから、心配しないで。
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桃子……そうか。 じゃあ今日のところは、桃子に任せようかな!
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ふふん、まかせて! 映画を見に来た人全員、 桃子が楽しませちゃうからね!
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ああ、期待してるよ!
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でもそのためには、撮影しっかりやらないとね。 桃子はプロなんだから。
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だからお兄ちゃんも、お仕事すること! 休憩時間のジュースとタオル、用意しておいてね♪
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