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(ついに『D/Zeal』のお披露目公演が始まる。
会場は満員御礼、開演は目前だ!)
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ん? ジュリア、どうした。静香はもうステージに
向かったぞ。行かなくていいのか?
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ん? ああ、プロデューサーか。
いや、あたしも行くよ。
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まさか、具合が悪いわけじゃないよな?
体調不良とか……。
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まさか。ウチらD/Zeal、念願の初舞台だぜ?
絶好調に決まってる!
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ただ調子が良すぎて、開演前からオーバーヒート気味
だったからさ。ちょっと冷ましてたんだ。
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なるほど……。
気力も体力も充分すぎるってところか。
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ああ。これからもあたしは、D/Zealのステージの
たびに、同じくらいアツくなると思う。
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ま、だからそんなに心配しなくていいって。
ただの儀式みたいなもんだよ。
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ならいいけど。でも、ジュリアがそこまでアツくなる
なんてな。やっぱりロックなユニットだからか?
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まあ、そうかな? ロックってのは、
言ってみりゃ、あたしをさらけ出せる場所だ。
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だからこそ、1ミリだって譲れないんだよ。
正面からまっすぐぶつかってくる、あたしの相棒にね。
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静香のことか……そうだな。
向こうも相当気合いが入ってたよ。
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知ってる。あの嬉しそうにキラキラしてる顔が、
どうにもまぶしくてね。イヤでもこう思うんだ。
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「冗談じゃない。コイツに負けてたまるか」ってね!
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ははは、いい関係じゃないか!
俺としても、まさに切磋琢磨してくれてて助かるよ。
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ったく、あんたまで嬉しそうに笑うなっての。
思惑通り~とか言うなよ、このバカP!
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いや言ってないだろ? 思惑以上だから嬉しいんだよ。
二人にデュオを組んでもらって、本当によかった!
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……うん。
そこはあたしも、素直に感謝してる。
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サンキュ、プロデューサー。あんたがくれた
このユニットは……最高にロックでクールだよ!
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さてと……聞こえるか相棒! 待たせたな!
いよいよウチら、D/Zealの出発だ。