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(ジュリアが出場した野外ロックフェスは、
とんでもない盛り上がりを見せた!)
2
(今は、祭りの後の静けさ。俺はプレゼントボックスの
中身を渡すため、ジュリアを探している……)
4
あ、いたいた! ジュリア、お疲れさま。
これ、渡しておくぞ…………ん? ジュリア、おーい?
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っと……ああ、プロデューサーか。
悪い、ちょっとボーッとしてた。どうしたんだ?
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ファンレターとか、プレゼントを渡そうと思って。
ほら、結構あるぞ……よいしょっと。
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お、サンキュ!
こういうのって、ホントありがたいよな~。
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そうだな。ところで、ボーッとしてたって
どうしたんだ? フェスで疲れたとか?
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へへっ、あたしはそんなにヤワじゃないっての!
ただ……ちょっと、バンドの事を思い出してたんだ。
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あの頃は、いつかでかいステージに立ってやる!
って、必死に歌ってたな~、とか。
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あんまり聴いてもらえなかったけど、
今思うと、なんだかんだ充実してたな……とかさ。
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そういうことか。
そのバンド仲間とは、今でも連絡は取っているのか?
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いや、まあ、色々あったから……。
……って、あれ? このぬいぐるみ……!?
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うん? ああ、カンガルーのぬいぐるみだな。
チェックするとき見たけど、結構カワイイよな……。
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はぁ、はぁっ……!
もう帰っちゃったか……ま、そりゃそっか。
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お、おーい、ジュリア! どうしたんだ?
急に走り出したりして……ハァ、ハァ……!
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……。
いや、ちょっとな……あのぬいぐるみのコト。
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あたしの部屋……い、いや、家にな!
昔からあるのと、同じヤツなんだよ。
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ははっ! あいつら、回りくどいコトしやがって。
来てたなら、顔見せりゃいいのに。
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さっき話してたバンド仲間が、
来てくれてたってことか? よかったじゃないか!
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まだ会場から出てないかもしれないぞ?
警備員さんに連絡すれば……。
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いいって! またチャンスはあるさ。今は、
来てくれてたってわかっただけで十分だよ……うん。
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サンキュ、プロデューサー。
あいつらの気持ち、あたしんトコに持ってきてくれて。
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そうか……わかったよ。
いい仲間だったみたいだな。本当に。
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ああ……なあ、プロデューサー。
あたしはこれからも歌うよ。アイドルとして。
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あいつらに、胸張って会うためにも。だから……。
これからもよろしく頼むぜ、プロデューサー!