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(ユニットの公演後、和に関する仕事が増えた。
今日は紬の取材で、着物について話してもらった)
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紬、お疲れさま。
予定より遅くなっちゃったな。
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お気になさらず。私たちのユニットを、大勢の方に
知っていただけるのは、よろこばしいことです。
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今回のユニット、紬は大活躍だったな。
おかげでみんなも落ち着いて公演できたと思う。
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……? 私は、特別なことは何も……
普段どおりだったかと思います。
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それが良かったんだよ。紬は3人の中で一番年上だろ?
お姉さんとして、しっかりユニットを支えてくれた。
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そ……そんなふうにほめていただけるほど、
特別なことではないと思いますが……。
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けど……みなさんのお役に立てたのでしたら、
うれしく思います。
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劇場のみなさんが、いつも私にしてくれること。
すこしでも、返せたなら……。
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はい。今でも、舞台に立つ前は、
緊張してしまうことが多いのですが……。
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先輩方や、年上のみなさんが、私の様子に
気付いて、声をかけてくださいます。
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今日まで、たくさんの方に、励まされてきました。
……だから今回は、私が支える番だっただけかと。
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で、ですから、何故あなたがお礼を……もうっ。
そんなん言われたら、うち……。
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い、いえ、なんでもありません。
ええと、その……うぅ……。
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あ、あなたは、そうして私のことを
ほめてくれますが……それは、口だけなのですか?
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ん? ……もしかして、
紬も何かごほうびが欲しいのか?
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そ、そういうわけではありませんが!
その、ねだっているわけではないのですが……。
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すぐ近くに、評判の甘味処があるのです。
以前から、行ってみたいと思っていて……。
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なんだ、それならお安い御用だ。
せっかくだ、寄っていこう!
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そうですか。……ありがとうございます、
プロデューサー。
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あの、それと……珍しいあんみつが、2種類あって。
ふ、ふたつ頼んでも良いですか……?