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(『アイドル水着大運動会』の打ち合わせは順調だ。
この時期に相応しい、ホットな内容になりそうだな!)
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さて、海風で涼んでから劇場の中に戻ろうと
思ったけど……やっぱり暑いな……。
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当たり前です。真夏の炎天下に路上で涼めるはずが
ありません。早く劇場の中にお入りくださいまし。
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紬? お疲れ様。確かにそうみたいだけど、
そういう紬は戻らないのか?
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私は劇場の周りを走りに出てきたところです。
まず体力をつけないことには始まりませんから。
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今度の運動会に向けて、高坂さんと一緒に
レッスンしてみて、改めて痛感しました。
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(海美や昴と比べるのが、そもそも……。
いや、今は言うタイミングじゃなさそうだ)
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今回は勝負ではありませんが、チームを代表するのは
同じです。みっともない姿は見せられません。
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確かに、水中は普段より体力を使うし、いいと思うよ。
でももうひとつ、忘れないでほしいことがある。
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いや、忘れ物ではなく。今度の運動会で
一番大事なのは、一生懸命に楽しむことだから。
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一生懸命に頑張って、勝ったり負けたりを楽しんで。
そういう姿で、お客さんを笑顔にしてほしい。
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紬は別にスポーツ選手じゃないんだ。
紬は、アイドルだからな。
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そ、そんなこと……、わかっています。
忘れるわけがありません。
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私は……アイドルです。
それは私の、一番の、大事なことですから。
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そっか。なら、いいんだ。
体力もつけつつ、思いっきり楽しもうな!
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はい。ではアイドルとして楽しむために……。
早速、体力をつけてきます!
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そうなのですっ!
仰る通り、勝ったり負けたりは楽しいでしょう。
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ですが負けたり負けたりでは、申し訳なさすぎて!
到底心から楽しめるものではありませんっ!
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せめて多少なりとも勝負になるように。
それでは、行ってまいります!
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ああ、気を付け……って、この炎天下で!?
待つんだ紬! 運動はレッスンルームで頼む!