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(今日は紬のグラビア雑誌のタイアップ企画の撮影だ。
かなり力を入れた撮影になるから、楽しみだな!)
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プロデューサー、少しよろしいでしょうか。
あの……。
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先程からスタッフのみなさんが、機材を
木の上に運び込んでいるように見えるのですが……。
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ま、まさかとは思うのですが……
これから、木に登って撮影を?
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えっ!? あんなに高い場所で……? ドラゴンなら
問題のない高さだと思いますが、私は人間です……。
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もちろん、安全対策はバッチリだ! ただ、ドラゴンの
凄みを出すなら、この方法が一番って言われてね。
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そう、ですね……。
そのほうが雰囲気は出るかもしれませんが……。
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こ、怖いというわけでは! 本当にあの場所で撮る
必要があるのか、確認しようと思っただけです!
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そ、そうか。でも本気で怖いなら、すぐ言ってくれ。
CGで合成する方法だって……。
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それはいけません。あのセットにどれだけの労力が
かかっているのか、わからない私ではありません。
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はっ! まさか貴方は、私がスタッフさんの努力を
顧みず、無下にすることができる人間だと……?
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い、いや、そんな風に思ってないよ。
それじゃ、紬。本当にやるんだな?
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問題ありません。今の私は……
気高く強靭な精神を持つ、ドラゴンなのですから!
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わかったよ。もし何かあっても、ちゃんと助けるから。
だから安心して撮影に挑んでほしい。
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もしもの話だとしても、何かあっては困ります!
ですが……私が困った時はよろしくお願いしますね。