MLTD Archive(β)

ウインタースノーマジック 桜守歌織

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プロデューサーさん! あの、私…… 今日のPV撮影、とっても楽しかったです!
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またこんなステージで、こんな衣装を着られたら……! って、す、すみません。私ったら、つい……。
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いえ、気に入ってもらえたなら良かったです。 ちなみに、どのあたりが気に入ったんですか?
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あの、それは……。 わ、笑わないでいただけますか?
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もちろん、笑ったりしませんよ。
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私……プロデューサーさんのおかげで、 アイドルとしてステージに立てるようになって……。
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今までの私なら思いもよらなかった、夢のような…… そんなステージに立っている、って思っていました。
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でも……今日のステージは……。
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歌織さん?
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私の想像していた夢なんて、 まだまだ小さなものだったって、思い知りました。
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昼間、私が転んだあのスケートリンクが、 夜には夢みたいな素敵なステージになって……。
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本当に……とっても素敵でした。 これが、アイドルの世界なんですね……。
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そうですね。いろんなステージがありますけど…… これも、アイドルの世界のひとつです。
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どうしましょう…… こんな胸のドキドキ、知ってしまったら……。
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私、もう後戻りできませんよ……? プロデューサーさん。
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安心してください。後戻りさせるつもりはありません。 一緒に、前へと進み続けましょう!
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はい。では、あの……。
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これからも、私の手を引いて……くださいますか?
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あっ、ずっとだなんて、ワガママは言いません。 ただ、ひとりで立てるようになるまで、もう少し……。
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もちろん、手は放しません。たとえ歌織さんが ひとりで立てるようになっても、放さないつもりです。
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えっ……?
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俺は歌織さんのプロデューサーです。リンクを降りる日 が来るまでは……貴方の手を、引かせてください。
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プロデューサーさん……。 はいっ、ありがとうございます♪
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私、おっちょこちょいですから……これからも、 たくさん転んでしまうと思います。ですから、あの……
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私を……、放さないでくださいね♪
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