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(映画『三姉妹カフェ』の撮影は無事に終わり、
また劇場での忙しい日々が戻ってきた)
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今日は、営業の予定がかなり立て込んでたなぁ。
自分自身のスケジュールも見直さないと……。
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あっ、プロデューサーさん。
お仕事お疲れさまでした。今、コーヒーを淹れますね?
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あ、歌織さん。ありがとうございま……
って、その服装は一体!?
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ふふっ、驚きました?
映画の撮影のときに着ていた衣装です♪
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実は美咲ちゃんから、プロデューサーさん、
今日はとても忙しいみたいだって聞いて……。
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先日の撮影でもお世話になりましたし。日ごろの
感謝を込めて、お礼がしたいと思ったんです。
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それで、役作りのために覚えたコーヒーで、
おもてなしをしてみようと思って……。
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歌織さん、そこまで考えてくれたなんて……。
わざわざ、衣装まで着て……。
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あ、これは……あの、できるだけ本物のカフェの気分を
味わってもらえたら、と……思ったんですけど……。
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やっぱり、やりすぎだったかもしれませんね。
す、すみません。私ったら、つい……。
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いえ、そんな事ないです。それじゃ、
お言葉に甘えてごちそうになろうかな。
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本当ですかっ? それじゃ、心を込めて淹れますね。
豆も挽きたてですから、きっとおいしいと思います♪
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はい。どうぞ、プロデューサーさん。
一緒にシフォンケーキも♪
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いただきます。……うん、おいしい!
ああ、これはホッとしますね……。
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口当たりも柔らかくて、飲みやすいです。こんなに
おいしいコーヒー、毎日飲めればいいんですけどね!
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まあ、プロデューサーさんたら……
え、毎日?
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でも、あのお店は映画の中にしかないですからね。
おとなしく、あきらめます。
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とにかく、おかげですごく元気をもらえました。
ありがとうございます、歌織さん!
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あ、あの……。よかったら、私……
また、コーヒーを淹れてもかまいませんか……?
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は、はい! おいしいコーヒーの淹れ方、せっかく
覚えたんですから。たくさん淹れたいんです。
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それに、プロデューサーさんにおいしく飲んで
いただけるなら……私も、うれしいですから。
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ありがとうございます。それじゃ、また歌織さんの
時間がある時にでも、お願いしようかな。
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よかった……。ふふっ、いつでも注文してくださいね?
この衣装も、ちゃんと準備しておきます♪
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(まさか……毎回着替えてくれる気なのか……?)